ルイーズ・ブルジョワ展 「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」 トラウマが源流  共鳴 同種   

インナーチャイルド癒やし

ルイーズ・ブルジョワ展

六本木ヒルズの森美術館で来月中旬までルイーズ・ブルジョワ展が開かれています。https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/bourgeois/

ルイーズ・ブルジョワは20世紀を代表するアーティストのひとりです。70年にわたるキャリアがあり、多岐にわたる作品を発表しました。

数ある作品のなか、巨大な蜘蛛の作品、それに、晩年のハンカチに刺繍された作品が印象的です。

「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」

晩年の作品、ハンカチに刺繍された作品の言葉がサブタイトルとして引用されています。

I HAVE BEEN TO HELL AND BACK.
AND LET ME TELL YOU, IT WAS WONDERFUL.
「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」

なんと強烈な言葉でしょうか。白い布地にパウダーブルー色の糸で刺繍された文字。時代のモダンな強さ、芸術として尖ったクールさを感じます。

公式カタログも販売されています。アマゾンの書籍紹介文から引用しますね。

芸術は正気を保証する。
Art is a guaranty of sanity.— ルイーズ・ブルジョワ, Louise Bourgeois

彼女の作品は、男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識などの対立を探求し、対極的な概念を共存させています。幼少期の複雑でトラウマ的な経験を基にしており、記憶や感情を普遍的なモチーフに昇華させ、相反する感情を表現しました。

ルイーズ・ブルジョワとは?

作品は幼少期に経験した出来事、トラウマ、つまりインナーチャイルドをインスピレーションの源にしていることが多いようですね。

ルイーズ・ブルジョア(1911ー2010)は、パリでタペストリー専門の商業画廊と修復アトリエを経営する両親の次女として生まれました。父親は支配的、介護をうける病気の母親。罪悪感や裏切りの感情、見捨てられることへの恐怖心のもとは幼少期にあったようです。二十歳のときに母親が死去した同年にソルボンヌ大学数学科に入学しましたが、母を亡くした悲しみからアーティストを志望するようになりました。

インナーチャイルドとは幼い頃の満たされない気持ちのことです。
聞き慣れないとインナーチャイルドってなんだ?と思う方もいるかもしれませんが、深く人生に関わっていることがなんとなくみてとれませんでしょうか。

ルイーズと共鳴したもの

ところで・・・。

このblogの読者の皆さまは50代以上の方がメインですので、急逝された中山美穂さんのニュースにこのところショックを受けている方も多いのではないのかなと思います。私もそのひとりです。そんなにファンだったつもりはありませんでしたが、同世代だということや急逝した幼馴染をつい先日見送ったばかりでもあったため、かなり驚いてしまいました。この場をお借りしまして、心より御冥福をお祈り致します。

なんで、また、この展示会の記事にこんなことをぶっこんでくるんだ??いえいえ、そう言わないでください。関係があるから挙げていますよ。

実は、最後に中山さんがSNS投稿したのがルイーズの展覧会についてでした。
この言葉の刺繍作品の写真に「2,3日心がえぐられて、一緒に行った友としか会話ができなかった」というメッセージが添えられていました。

この件、本ブログに載せようか迷いました。ネガティブすぎる話題と捉えられるものはあまり扱わないようにしてきたからです。けれども、これはインナーチャイルド癒やしというテーマが大きく横たわっていることだと思い直し、私達にも学びをいただけるよい題材と判断。やはり取り上げることにしました。

ルイーズをウィキペディア(ニューヨークタイムズ)で調べていくと、彼女はマンハッタンで心臓発作でなくなっていることに目に留まりました。中山さんの死因はわかっていないようですが、奇しくも同じく急逝していることにまた驚かされました。

偶然はありません。生前の彼女がルイーズの作品からなにかを汲み取り、感じ、共鳴し、大きな気づきがあったのだと思わざるを得ません。

人生とインナーチャイルド癒やし

ルイーズ・ブルジョワは自らを逆境を生き抜いてきたサバイバーであると自ら感じていた作家のようです。中山さんも多才な表現者。今回、私達は悲しいお別れに落ち込むだけではなく、ふたりの著名女性から、前向きに学ばせていただくことがあるように感じています。

私は特に、インナーチャイルドは大きく人生に関わっていること、自分を癒やしていくことは人生そのものなのではないかということを改めて学ばせて頂きました。

インナーチャイルド癒やしは、自分のなかに満たされない自分、小さなもうひとりの自分の存在を認識をするところからスタートします。

その観点からすると、ルイーズはかなり深く認識しているのだと思いました。怒りなどの感情を作品として表現しました。作品表現がなければ、家族にぶつけていただろうとご自身でもわかっていたようです。

中山さんもルイーズのストレートな表現に、魂が揺さぶられたのかもしれません。中山さんの歌はとても美しい歌詞が多く、ルイーズとは表現方法がまったく違います。そのあたりを鑑みると、心の奥底というよりも、魂にかなり響いていったのではないかと考えられます。

インナーチャイルド癒やしは人生の大きなテーマ

インナーチャイルド癒やし・・・自分を認めてあげるのは自分です。他の誰でもありません。

一般的に、インナーチャイルドが病気に大きく関わっていることが多いのが現実です。遺伝的傾向や生活習慣、環境、生き方考え方も影響していることは当然のことながら、インナーチャイルドと病気との相関性は否めません。

これを癒やさない限りは、人生において、あなたにわからせようと、同じような事件や出来事が繰り返し起こることになります。例えば、恋人にも配偶者にも振られるし、見捨てられていきます。

インナーチャイルド癒やしは最期まで関わっていくということを知りましょう。
一生、自分で自分を愛していくことが求められます。

インナーチャイルド対策をご紹介します

インナーチャイルド、トラウマに関わるレメディーがコンビネーションサポートがありますので2つご紹介します。

サポート見捨て・・見捨てられた体験の気付きと癒やし(過去世・今世ともに)

サポートインチャ・・・インナーチャイルド・抑圧した感情

インナーチャイルド癒やし相談会もありますので、ぜひご活用ください。カウンセリングではあなたに合うレメディー適用書が出され、カウンセリングではひとりではわからない深い気づきが得られることでしょう。

また、ネガティブなニュースや話題に影響されやすい人、すぐにそういったことにズドーンと自分の気持も落ちてしまう方・・・Phos.フォスフォラスというリン酸のレメディーが合います。人の影響を受けやすく、感じやすい人、防衛の気がない人にぴったりです。

Phos.のテーマは、
世の中は楽しいこと、美しいものだけではないことがわかるです。深いですね。

レメディーやインナーチャイルド癒やしについては、個別、グループ単位でレメディーの勉強会も開催しています。お気軽にお問い合わせください。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。
本格的な冬の到来。温かくして、お過ごしくださいね。

それでは、また!

日本ホメオパシーセンター東京飯田橋
インナーチャイルドセラピスト ホメオパス
横山みのり

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