「日本人の8割が同調圧力に弱い」という話を耳にしたことはありませんか?もちろん統計的に裏づけがあるかは別として、周囲の空気に流されやすいと言われる日本社会の風潮は、私たちの日常に少なからず影響を与えているように思います。
“木を見て森を見ない”人が多い?

日々生活していると、物事の一部にばかり目を向けて、本来の目的や全体像を見失ってしまうケースをよく見かけます。
例えば、ある食品添加物や化学成分が悪いといわれると、やみくもにその食品だけを避ける——それ自体は、身体や環境を気遣う上での一歩として大切かもしれません。
しかし、そうした人たちの中には、「ダイレクトに体に悪いものを注入している」(たとえば健康リスクが高いと言われている習慣を続けている、あるいは過剰摂取しているなど)といった矛盾した行動を取っている人も少なくありません。
「身体に良いかどうか」を判断基準にしているはずなのに、一部だけにこだわって、実はもっと大きな危険性を見過ごしてしまっている。まさに“木を見て森を見ない”行動と言えるでしょう。
どうして同調圧力に流されてしまうのか?

- 自分の意見を持つ怖さ
「こう思う」と堂々と発言すると、人からどう見られるかが気になってしまう。日本の社会では、周囲と“違う”行動や言動は、しばしば“浮く”ことに直結します。そのため、多くの人が“波風を立てたくない”という気持ちから、周りと同じ振る舞いをしがちです。 - 情報の少なさ・偏り
メディアやSNSなどで「あの食品は危険」と聞くと、インパクトが強いだけにそれに囚われてしまう。さらに、自ら情報を探すにしても、自分の都合に合ったもの(いわゆる“確証バイアス”)ばかりを集め、全体像を見るのを怠ってしまうのです。 - 考え方の癖、思い込み 変な自信
誰もが陥りやすい罠です。長年生きてくると、経験値に基づく自分の思い込み、自信が過剰に働き、人の意見は聞き入れられない、受け入れられなくなります。
自分の意志を持つためのヒント
- 一次情報にあたる癖をつける
大切なのは、人づてや噂話で聞いた情報ではなく、できるかぎり自分の目で確かめること。たとえば研究データや公的機関の発表など、元ソースを確認する習慣をつけるだけでも、誤った認識に流されにくくなります。それは本当なのか?情報源はTVや新聞だけではありません。どうして世の中こういうことになっているのか考えて行動してください。 - 視野を広げる・全体を俯瞰する
「○○は体に悪い」と言われたら、その言説を肯定する情報だけでなく、否定する情報も探してみましょう。賛否両方を知ったうえで自分で判断することが、同調圧力に負けない土台となります。
また、単一の要素だけを過度に怖がるのではなく、自分の生活習慣全体を見直すことも重要です。 - 「自分で決める」意識を持つ
周囲が言っているから、みんながやっているから——という理由で判断をしない。たとえ結果的に周りと同じ選択をしたとしても、「自分で情報を得て、自分で考えたうえで行動を決めた」という意識が大切です。 - 少数派でいる勇気を養う
同調圧力は、「みんなと同じでないと不安」「仲間はずれにされたらどうしよう」といった心の動きから来ることが多いもの。逆に考えれば、自分の意志で生きるということは、それだけで信念の表れであり、前向きな行動とも言えるでしょう。
まとめ:自分なりの“答え”を持とう
世の中には「危ない・危なくない」「良い・悪い」という二元論では片づけられないことがたくさんあります。そんなとき、安易に“みんなの意見”に乗っかるのではなく、自分自身で考え、情報を集め、最終的な判断を下すことが大切です。
そして、自分の考えが本当にそうなのかと他の視点から見ることも大事。その家族全員がそういう考えに陥っている、類は友を呼ぶもの。少数派意見に耳を傾けてみましょう。
「木を見て森を見ない」生き方ではなく、「森も見ながら木も見るそして土も空も見渡す」柔軟な思考を持つ。
結果的に多くの人と同じ意見になったとしても、そこに「自分で考えた」というプロセスがあれば、同調圧力に負けることはありません。
是非、日常のちょっとした選択からでもかまいません。自分の意志をもって情報に向き合う姿勢を、改めて意識してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ホメオパシーにはサポート同調圧力というコンビネーションレメディーがありますよ。
自分の考え以外は受け入れられない、自分が正しいと信じている頑固なタイプにはサポートこうあるべきでしょう。
どストレートなネーミングで私もお出しするのに躊躇してしまうくらいなんですけれどもね。言いにくいことでもありますが、必要ですよ。私はどちらかというとこうあるべきをとらないといけないタイプだと自覚していますよ。😂
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