松竹梅シリーズ 第四回『竹』笹・竹 ΦSasa 浄血と胃腸

植物療法

笹と竹は、それぞれ独自の特徴と役割を持ちながら、日本の自然や文化に深く結びついている植物です。今回は、竹と笹の役割の違いを確認しながら、成分に着目していきます。具体的に何に有効なのかご紹介しますね。最後までよろしくお願いします。

日本文化における笹と竹の役割

  • 笹: 神事や祭り、包む材料(笹団子や笹寿司)として使用され、寒冷地や高山地帯での象徴的な植物。
  • 竹: 建材、楽器、工芸品、伝統行事(門松や竹灯籠)に使われ、日本文化を象徴する植物。

学術的な共通点

  • 両者とも地下茎を持ち、群生する特性がある。
  • イネ科タケ亜科に属し、広範な生態系で適応している。
  • 生長が早く、環境資源としても注目されている。

竹と笹の成分には共通点が多いものの、それぞれ比べてみると、成分構成には違いがあります。

竹と笹の成分の違い

成分
セルロース高含有(強度の基盤)少量含む
リグニン硬さや耐久性を強化耐久性はあるが竹より少ない
シリカ表面に多く含み耐久性を向上葉の表面に少量含む
クロロフィル含有量少高含有(葉の緑色)
ポリフェノール防腐・抗菌作用があるが少量多く含み抗酸化・抗菌作用が高い
サポニンほぼ含まない抗菌・免疫調整作用を持つ
フラボノイド微量多量(健康食品に利用される)

竹と笹はどちらも香り成分が豊富で、抗菌性や抗ウイルス性、抗炎症性、ストレス低減効果などの共通した特性を持っています。

竹は主にリグニンやシリカに由来する硬質な香りが特徴である一方、笹は葉の柔らかさに由来する爽やかで優しい香りが特徴です。

竹はシリカを多く含んでいるのでうれしい美容効果も期待できることから、自然派の化粧水などに使われています。一方の笹は薬効に優れ、日本の古来からの薬草のひとつとして民間療法でもよく使われてきました。

ΦSasa マザーチンクチャー ササ 浄血と胃腸

植物療法でも、日本のクマザサから作られたマザーチンクチャーがありますので、ご紹介します。

ササのマザーチンクチャーは、血をきれいにし胃腸を丈夫にします。特に、血液の問題、高血圧、糖尿病、高脂血症、胃炎といった問題のときに頼りになります。

マザーチンクチャーを作るのに使う部位は、もちろん葉っぱ。上述したクロロフィルのほか、ビタミンC、B1,B2,カルシウムなどがバランスよく含まれています。そのため、抗炎症作用、鎮静作用、解毒作用などがあります。また、クマザサに含まれるバンフォリンには癌の増殖を抑える作用があると言われていますからすごいものだと思います。

肉ばかりたべているような酸性体質の人には必要でしょうか。口臭、体臭、口内炎や歯周病にも期待ができます。

まとめ

いかがでしたか。松と梅に挟まれた『竹』すばらしいものですね!

ちなみに、スピリチャルな要素としては、王様や女王様の意識があったり、反対に自己卑下、自分を責める状態があると大腸の機能が低下するそうですよ。

竹や笹を日常的に取り入れてみることを是非オススメいたします。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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日本ホメオパシーセンター東京飯田橋
植物療法士 横山みのり

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