松竹梅シリーズ 第6回『梅』なぜこの順番なの?梅が3番手の意味って? 

日本文化

予告の梅の植栽について準備していたのですが、なかなか問題もありまとめきれない^^;。
そんな折、昨日なんと梅農家さんから電話がかかってきて・・・奇跡的につながっていることも判明し・・この件は準備でき次第ということで後回しにさせてください。

今日は先に、用意してあった松竹梅の序列について書いていきたいと思います。
どうしてあの『梅』が松や竹に次いで3番なのだろうと不思議だったので調べてみました。

そこに位置する理由は、文化的・象徴的な背景に基づいているということがわかってきました。

ただ、納得がいかない部分もありました。そのあたりをAIと私の仮説も織り交ぜて軽く探ってみたいと思います。

最後までお付き合いくださいね!

松竹梅の由来

松竹梅は、中国から日本に伝わった思想に由来します。この組み合わせは、中国の文化で「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」と呼ばれ、寒い冬でもその姿を保つ3つの植物として松、竹、梅が挙げられました。

  • : 四季を通じて常緑であり、不老長寿や安定の象徴。
  • : 中が空洞でしなやかだが折れにくく、まっすぐに成長することから、強靭さや潔さの象徴。
  • : 厳寒の中で早春に咲くため、希望や生命力、忍耐の象徴。

この順番が日本でも取り入れられ、松竹梅の序列として定着しました。

日本での「松竹梅」の発展

日本では、松竹梅は次第に吉祥の象徴となり、特に祝い事や格式の高い場面で使われるようになりました。茶道や料理(懐石、寿司のランクなど)での使用が有名です。

しかし、松竹梅の序列は以下のような観点で考えられます:

  • は「長寿」の象徴として第一位。永遠に変わらない力強さが重んじられました。
  • は「成長」や「潔さ」を象徴し、松に続く順位。
  • は「早春を告げる花」として、季節の始まりや希望を表すものの、長寿や成長というスケールではやや劣ると解釈された可能性があります。

梅が「3番手」の理由(あくまでも仮説)

なるほど。もう少し深堀りして、梅が3番目とされた理由について考察してみたいと思います。

季節性の視点

梅は春の始まりを告げる花であり、自然界では冬の次に来るものです。一方、松や竹は冬にも変わらず存在感を保つため、より上位に位置づけられたのではないかと考えられます。

永続性と生命力の差

松と竹は、その形状や性質から「不変性」や「持続性」を強く感じさせます。一方、梅は美しい花を咲かせる一方で、葉が落ちる冬の期間があり、一年を通じた永続性という点では劣ると考えられた可能性があります。

美的優先順位

日本では、松や竹は茶道や庭園でのシンボルとして重要視されました。梅の花は美しさの象徴であるものの、装飾的な美に重点が置かれた可能性があります。そのため、実用性や精神性が高い松竹が上位に位置づけられたと考えられます。

「納得できない」と感じる理由と別の視点からみることのススメ

納得いかないという感覚は、梅が持つ生命力や象徴性が他の2つに劣らないと感じられるからかもしれません。梅の美しさや冬を越える力強さは、日本人の心に深く根付いています。

もし「梅が3番手であること」を納得させる理由が必要であれば、次のような視点を加えると良いかもしれません。

  • 謙虚さ: 梅が3番目であることは「控えめな美」を象徴し、他の植物を引き立てる役割を担っていると解釈できます。
  • 季節の流れ: 梅は次なる春への橋渡し役であり、松竹梅全体のバランスを整える存在です。

まとめ

いかがでしたか?「梅が3番手」っていうのも悪くないなと思いませんか?3番が必ずしも悪いわけでもないということです。じっと耐えた後に花を咲かせる、それこそが3番手の良さなのかもしれませんね。

なんだか、銅メダル感があります。

3番手の梅は、価値ある銅メダル
価値あるポジション
についているのが梅なのです。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

よこやまみのり

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