ふと心に残った、ある言葉があります。
「いま、手の中にあるものを活かせば、さらなるものが与えられる。
一日一日はそれだけで十分だ。もし、それが自分のためだけでなく、誰かのために使われるならば。」
これは宗教や文化を越えて、多くの叡智が繰り返し語ってきたこと。けれど、現代の私たちにとっては、むしろ新鮮な響きを持って届くのではないでしょうか。
気づくと「まだ足りない」「もっと◯◯が必要」と焦ってしまう日々。でも、よく見れば、私たちの手の中にはすでに、今日という時間があり、小さな選択肢があり、人とのつながりがあります。
それを「活かす」と決めた瞬間に、世界が少し違って見えてくる。
そして、そういう人には、不思議と“次の扉”が開かれていく。そんな気がしています。
東西の叡智とつながる言葉たち
- 『論語』より
> 「徳は孤ならず、必ず隣あり」
自らを磨き、与える姿勢を持つ人には、自然と良縁がやってきます。 - 新約聖書・マタイ伝より(25:29)
> 「持っている人にはさらに与えられ、持たない人は、持っているものまで取り上げられる。」
これは、“与えられたものをどう使うか”にかかっているという意味にも読めます。 - スーフィーの教え
> 「あなたが一歩を踏み出せば、道は向こうからもやってくる。」
動き出した人にだけ見える世界がある、という真理。
🔚結びに
小さな日常の中で、今あるものを、少しだけでも誰かのために使う。
その繰り返しの中に、本当の豊かさや喜びが宿っていきます。
私自身、この姿勢を常に意識して生活していこうと思っています。
皆さんはどう感じられますか。