夢と象徴Vol.3 おむすびが高すぎる夢──心の栄養、何と引き換えに手に入れる?

夢と象徴
©BonaSpirit

あなたは昨晩、どんな夢を見ましたか?

夢というのは、時に派手なストーリーを持って現れる一方で、
とても小さな日常のワンシーンに、深い意味が込められていることがあります。

今回の夢は、ある女性からいただいたもの。
その夢は、こんな場面から始まります。

🍙おむすびが並ぶ店

夢の中で、彼女はあるお店の中にいます。
そこには、ずらりと並んだおむすび
いろんな種類があり、色とりどり。
選ぼうと思えば選べるし、手に取ろうと思えば取れる。

けれど、彼女はこう思ったのです。

「高いなあ……」

手が伸びることはなく、
そのまま店を出ることになりました。

🌀なぜ「高い」と感じたのか?

この夢はとても静かです。
誰かが怒ったわけでも、何かが壊れたわけでもない。
でもその中には、とても繊細な“違和感”が流れているのです。

おむすびは、本来、素朴な食べ物。
「誰かが握ってくれた安心」「家庭の味」「心の栄養」。

けれど、そのおむすびが“高すぎる”と感じた。
それは彼女の中で、

  • 欲しいと思えるものでも代償が大きすぎると感じ
  • 「自分の価値観に合わないな」と気づいた瞬間

だったのかもしれません。

🌿選ばないことも、選択

夢の中で、彼女は買いませんでした。
「高い」と感じて、やめたのです。
その判断は、ごく自然で、はっきりしています。

これは、現実でもよくあること。
「よさそうに見えるけど、自分には違う気がする」
「みんなは買うけど、私はそれほど魅力を感じない」
「なんだか、値段ほどの価値がない気がする」

そんなふうに、私たちは日々、
“選ばない選択”を静かに繰り返しています。

🧠この夢が問いかけるもの

  • あなたが「高すぎる」と感じているものは、何ですか?
  • 手に入るのに、なぜ「やめておこう」と思っているのでしょうか?
  • それは、本当に“自分が望むもの”ではなかったのかもしれません。

もしかしたらこの夢は、
「誰かの価値観ではなく、自分自身の感覚を信じていい」というメッセージなのかもしれません。

あなたは、昨晩どんな夢を見ましたか?

夢の中に出てきた、たった一つのおむすびが、
あなたの今の“選択”を優しく映しているかもしれません。

✉️あなたの夢も、教えてください

「夢と象徴」シリーズでは、
みなさんから寄せられた夢をもとに、
心の奥にある問いや気づきを、一緒に読み解いています。

あなたの夢も教えてください。
何気ない夢に、あなたの本音が宿っているかもしれません。

Bona Spirit

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