毎朝、仏壇の前に座り、手を合わせ、経を唱えるのが私の日課です。
今朝、母方の実家にゆかりのある善光寺(長野)のお線香が、いつもより早く燃え尽きたような気がしました。姉が信心深く、旅行でよくお寺を訪れては、お土産としてお線香を送ってくれるのですが、その善光寺のお線香の残数が少なくなっていることにも同時に気が付きました。そこで、また、姉からの供物である、中尊寺(岩手)のお線香「関山香」がまだあったのを思い出し、封を切ってみることにしました。
開けた瞬間、ふわっと立ち上る香りに思わず息を飲みました。とても香りがよく、まろやかで澄んだ深みがありながら優しく包み込むような匂い。強い主張ではなく、静かに部屋全体に広がっていく感じです。ここまで心から気に入るお線香は本当に珍しいと思いながら、また、捧げるように静かに手を合わせました。

中尊寺 関山香(公式商品写真)
善光寺のお線香は伽羅・沈香・白檀の3種類が人気で、甘くふくよかな優しい香りが特徴です。一方、中尊寺の関山香は白檀を主体に複数の香木を調合したもので、気品がありながら心を落ち着かせるまろやかな香りが特徴です。香りの立ち方も良く、空間を穏やかに満たしてくれます。
線香は混ぜものが多いと言われ、自分で調合するのが理想とされることもありますが、今回のように既存の素晴らしい香りにも出会えます。私も以前、香道に興味を持っていたこともあり、調合を試みたことがありました。ただ、やはり出来合いの名香の完成度の高さにはいつも感心します。
以前、父を亡くした際に名古屋の友人からいただいたお線香も、とても品のあるものでした。添えられていた「お父様との対話を…」というメッセージに心を打たれ、長く大切に使っていました。あの時の深い感動に、久しぶりに似た喜びを感じています。
私はまだ善光寺も中尊寺も参拝したことがありません。姉が旅行のたびにこうした素敵なお土産を届けてくれるおかげで、お寺の香りに触れることはできていますが、自分自身で行ってみたいという思いが特に母方先祖のゆかりの地にある善光寺には強くあります。中尊寺の関山香との出会いは、そんなお寺への興味を静かに広げてくれている気がします。
知識は浅いながらも、毎朝の仏壇タイムで好きな香りを見つけられる幸せを、これからも大切にしていきたいと思います。
中尊寺 関山香(公式):https://www.chusonji.net/item-detail/105901
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