スピリチュアル・フィトセラピー#2菊
こんにちは!皆さんいかがお過ごしでしょうか。
スピリチュアル・フィトの世界へようこそ。
フィトセラピーは、植物の機能性成分を用いて、自然治癒力を高めて、心身の不調の改善・回復を目的とした「植物療法」のことです。
無料鑑定では、植物療法のなかから、blog読者さまの「好きな植物・気になる植物」を選んでいただき、そこからみえる、読者さまの心身の状態をみていきます。
第2回目、Blog読者さまスピリチュアル・フィトセラピー無料鑑定は、
花を愛する70代男性
鑑定して!という方が何人かいらっしゃるのですが、秋の花ではないため、ちょっと保留にさせて頂いています。先に、季節感があるところからいきますね。
このお方は、海外で生まれ育ち、日本以外での生活が長いですが、30歳頃からお仕事・生活のベースを日本に移されました。お花では「菊 キク」が大好きだそう。いけばなでは特に菊を好まれていて、どの角度がいいかなと、花姿を観察するまなざしは優しさのなかにも鋭敏さがみられ、真剣そのもの。所作は丁寧で、どちらかというと寡黙な印象の方だと思います。
私達にも大変身近でとても親しみがある「菊」ですが、早速詳しくみていきましょう。

菊 キク 日本を象徴しています。
菊は、キク科キク属の多年草です。日照時間が短くなると花芽を形成して花を咲かせる「短日植物」です。10時間程日光に当てます。日当たりが良く、水はけのよいところを好みます。過湿や乾燥は苦手なようです。
草丈は30cm~1m程度、花びらは楕円型で密集しています。品種改良も進んでいて200種類以上は軽くあります。日本で改良された和菊、海外で生まれた洋菊に分けられ、大小様々、色も形もバリエーション豊かです。
読者様は和菊が好みとのことなので、ここからは絞っていきたいと思います。それでも黄、白、ピンク、オレンジ、紫、赤などがあり種類も相当にありますから、奥が深そうですよ。菊は栽培法にもよりますが、一般的には9~11月頃に見頃を迎えます。
「菊」といえば、日本の代表的な花。桜とともに日本の国花になっています。国家の花といっても法定で定められてはいないものが多いですが日本も同様です。菊は、どちらかというと皇室の紋章としての意味合いが強いようにも感じますが、パスポートには菊の花がデザインされていますから、私達、庶民にとっても、菊が日本人の心だといっても過言ではありません。
花言葉は「高潔」「高貴」「高尚」「信頼」。これらは皇族関係のお印に由来があるといわれています。黄色の菊には「わずかな愛」「破れた心」ネガティブな意味が含まれるとの記載もみつけましたが、菊の意味は大方よい意味が多いと思います。
しかし、こう書いても「仏花」のイメージをもたれている方もいらっしゃいませんか?仏壇、墓、寺の印象があるかなと思います。花持ちがいいし、比較的手に入りやすい需要が高いお花で、供給も安定的にされていますから当然仏花に使いやすいという面もあるとは思いますが、菊は古くから日本では、延命長寿、邪気払い、心身の安定にと重用されてきており、仏花はもちろん、お正月や端午の節句、七五三など季節の折々の行事でも飾られている大事なお花という位置づけなのだと思います。
民間伝承でも「菊を活けるといい子に育つ」「菊を飾ると福が来る」と言われていますし、菊の文様はお着物でも縁起がいい吉祥文様になります。
菊は格式の高い花ですし、よい意味合いが多いため、目上の方へ贈っても問題ありません。ただ、日本人には白、黄色、紫など、それでもやはり「仏花」を連想させるような品種は避けた方がいいかもしれません。日本でのお話ではありませんが、実際、私が目の当たりにした笑えないエピソードがありますので、ひとつご紹介します。
とある外国パーティでのエピソードと白菊、黄色の菊
とある国でのとあるパーティでのことです。
その国では有名な俳優さんが、日本人から訪問された主賓の女性へ、白菊メインの花束を差し上げる場に居合わせたことがありました。そのゲストに関しては、ここではあまり触れたくありません・・・m(_ _)m。日本からいらしたその方は今では当時と比べて大物になられた、とだけ言っておきますね。
「この花のように美しいあなたに心を込めて差し上げます云々・・・」と長い口上とともに花束が渡されようとするクライマックス、女性の表情が明らかに険しく不機嫌に変わったようにみえ、戻りませんでした。末席にいた私も顔面蒼白!!なんで、ここで白菊なんだよぉ!!!
・・心の中で、ええええ~~!先に一言相談してくれれば・・・と叫びたい程でした。(完璧主義)でも、私も主催者ではなかったし、本当にその場面にならないとわからなかったとかいろんな言い訳やこの場にいたくないという思いが頭の中を巡りました。いけばなの講師だった私。なんだかバツが悪いというか、申し訳ないような、私に文句を言っているように見えてしまって、恐怖にも似た感情もでました。今でもその方の般若のような表情やその気まずい雰囲気が忘れられないくらいです。
その女性にしてみれば不機嫌になるのも仕方ないと思います。なによ!って気持ちなんでしょうか。それはそうですよね。日本のイメージは立派な白菊といえども、仏花って思うんですから。私もその立場だったら、不満が顔に出て態度にも出てしまうかもしれません。でも、あちらのお国にしても、菊は特に仏花ではありませんし、むしろ高級花。菊は日本をイメージされたと思いますし、白はその方のお名前にもある花の代表的なカラー(これでわかってしまったか??)。でも、所変われば解釈も違いますから異文化交流は難しいものですね(^_^;)。
余談ですが、私はこの花束贈呈の後、具合が悪くなり、ふらっと倒れてしまったようで、現地の方に送って頂き帰宅することになってしました。現場での記憶は白菊の花束と倒れた印象。それしかありません。私としては、なんでそんなふうに思うんだと言われても、かなりショックな出来事で忘れられない思い出です。
そんなわけで、私も白い菊というと、この場面が焼き付いてしまいそんなにいいイメージはありませんが、それでも菊は好きなお花です。特に黄色。いけばなには、黄色の花を多く使います。華やかになるんです。やはり黄色の菊は欠かせません。天皇のような。秋の作品の格調を高める重要なお花です。菊をなくしてなんとしようと思うほど、日本的作品には必要だと私は思います。
だから、驚きましたね。前述の通り、黄色の菊にネガティブなイメージがあるなんて・・。明かりとか灯明におもっていましたが、違うんですね。意外です。出典はどこでしょうか??でも勉強になりました。
ちなみにアイキャッチ画像は靖國神社様でのご奉納の菊です。日本一クラスだと思います。この日はあいにくの小雨でしたが、立派な立ち姿だなあと感心してしまいました。立派でほんとうに美しいですね。
Blog読者さま無料鑑定 菊 キクとの関係は?
さて、今回のBlog読者様鑑定をしましょう。
日本を代表する菊。図らずとも日本を象徴するお花が好きだとおっしゃるったのも、外国で生まれ育ったからこそ、日本人であることを強烈に意識しておられるのだと思いました。気品や気高さのようなものが所々に感じられます。背筋もまっすぐに伸びていて、和菊の立ち姿がよく表れているのではないかと思いました。
ドイツ生まれのホメオパシー「同種療法」では栽培種が多いせいなのかとも思いますし、洋菊はあっても和菊は聞いたことがありません。菊は、フラワーエッセンスで使っても良さそうですね。「和菊」として作ってみたい気がします。あまり品種改良されたものなんかはエッセンスには向いてなさそうですが、精神に効いていきそうな気配ですよ。でもここは、やはりどストレートに、そのもの、いきましょうか。いけばな、園芸で愛でるというのがよいのかもしれませんよ。昨今は世界でも日本の地位は落ちていると嘆かれることありますが、私達、和菊で日本人としての意識をあげて品格を取り戻していきましょう。園芸、いけばなに使ったり、菊の文様を身近なものに取り入れてみるのもどうでしょうか。気品が高まり魂に磨きがかかると思いますよ。
ホメオパシーではキク科といえば、・・損傷のレメディー!アーニカ。
ホメオパシーではキク科といえば、代表的なレメディーは2つ。アーニカ( Arnica Arn.)と タラクシカム(Taraxacum Tarax. )です。 ここでは、代表としてひとつだけ取り上げることとして、アーニカをご紹介しますね。
アーニカは損傷のレメディーとして、親しまれています。山登りなんかして足をくじいて休んでさて、と困ったところにあ!こんなところに咲いていた、ありがとうってちょっと拝借してささっと手当・・それで助かった!というのがアーニカという植物です。必要なところに咲いてくれているありがたい植物ですね。和名をウサギギクといいます。たくましい治癒力を授けてくれる実力がある上になんとかわいい名前なんでしょうか。怪我や切り傷に定評があるアーニカ。いつもバックにしのばせておきたいレメディーです。アーニカのレメディーを使えば、症状が複雑にならずに済みますよ。出血やうっ血、筋肉痛にもいいですし、打ち身打撲、脳震盪にもいい。抜歯や手術後の対応、できもの、にきびにもすばらしいものです。そして飛行機で身動きがとれないと血液循環が悪くなりうっ血してしまう、エコノミークラス症候群にも使えます。旅先のお供にもぜひアーニカを一瓶お持ちくださいね。
キク科は毒性はないので、マザーチンクチャーのかたち、物質が濃い状態で使っていくのもとてもよいですよ。植物療法ですね。もちろん、ホメオパシーで希釈浸透して物質が含まれていない砂糖玉もしくはアルコールをとる方法でもアリです。キク科は安心して頼もしい存在。過剰はいけませんが、安心して使えそうですね。ホメオパシージャパンさんで手に入ります。
いけばなお稽古では腹痛はガマン。虫垂炎を発症していたBlog読者さま
菊がお好きなblog読者さまについて話を戻しますね。またか、と言われそうですが、
この方が「虫垂炎」になり、手術、入院をしてしまったことがあったことを書いている最中に思い出しました。25年くらい前の話なので、私もすっかり忘れていました。
アーニカ、手術・・で関連していますね。私は、後にも先にも身内の方以外の手術の保証人?なにかサインをして差し上げたのでとても印象に残っています。私は当時ちょっと責任を伴うこともあり、ちょっとだけびびってしまったのですが、生徒さんですし、ご家族は外国におられて代わりがいらっしゃらなかったので、私がそのお役目をお引き受けさせて頂きました。
今、手術からはかなり年月が経っておりますが、体を切るということはかなりダメージが大きいことですので、どうなったか知りたいところです。まだ癒えていないところは時間が経って本人が忘れたとしても文字通りの傷跡として後々まで残っていくものですからホメオパスとしても聞いてみたい気がします。皮膚はすっかり治っているのにですよ。ホメオパシーの世界では、好転反応的な現象として、他の治療をしていたのに、なぜか最近打撲もしていないのに突如として青あざが浮き上がってきてしまった、ということが聞かれます。不思議ですねえ。なにかありましたか?と掘り下げていくと、ようやく過去に受けた暴力の箇所だったことがわかったなんて話はそんなに珍しいことではありません。
まとめ
潜在意識下で、Blog読者さまは無意識下で同種を求めていたことが考察されます。キク科の植物がひょっとしたらなにか真の健康へのカギを握っているのかもしれません。
植物の好みや志向からも分析ができるスピリチュアル・フィトセラピー。どうでしょう。私は驚いてその威力に拍手をおくりたい気分ですよ。
Blog読者様のご性格も、アーニカのキャラクター、自分を鍛え上げて、働き続けるイメージにぴったり。「黙々と限界を超えてやっていく。」のがキク科、アーニカが持っている特性。お稽古の最中も本当はお腹が痛かったと思いますが、泣き言ひとつ言わずに黙々と作品を仕上げていたんですから。キク科のアーニカそのものだったなあと振り返ります。
植物療法でもホメオパシーでもそうなんですが、その特徴をつかむことでよりその効果効能が実感としてわかりますし、ご自分でも納得のもとで使えて、より効き目がでてきます。ホメオパシーや植物療法は赤ちゃんや動物にも効き目がありますので、思い込みや魔法、間違ってもプラセボではないということを念の為釘をさしておきます。この件についてはまた機会をみてお話いたしますよ。
いかがでしたか。私も無料鑑定してほしいという方、ご応募お待ちしております。
お好きな植物、こだわりの植物、気になる植物、花じゃなてもいいんですよ。ひとつをあげて、ご自身の体調や精神症状など簡単なプロフィールをお問い合わせフォームからお知らせください。Blogで取り上げさせて頂きます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
次回もお楽しみに!
日本ホメオパシーセンター東京飯田橋
スピリチュアル・フィトセラピスト いけばな講師
ホメオパス 横山みのり
ホメオパシーや植物療法に興味があるよという方に朗報です!
個別、グループでの勉強会をカスタマイズさせて頂いています。お問い合わせフォームからどうぞ。