歴史

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「売られた女性たち」をどう見るか?──中世から明治、そして私たちの無関心まで

導入:2025年大河ドラマと現代の性風俗今日は禁断の売春について切り込みたい。2025年、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、江戸時代の吉原や性風俗を描くシーンが含まれている。遊郭での性描写が20時台に放送されており、毎回何...
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ジョン・フォン・ノイマン:あなたの日常を貫く天才の物語

朝、スマホでアプリをスワイプ、ゲームに熱中、PCで仕事を進めるーー私達の日常生活はジョン・フォン・ノイマン(1903-1957)の論理なしでは考えられない。生涯で150種類の論文を発表し、数学、物理学、経済学、心理学、気象学まで、ノイマンは...
動物

極地をともに駆けた命──アムンゼンの犬と、スコット隊を蝕んだ鉛の真実

20世紀初頭、人類未踏の地、南極点をめぐってふたりの男が動き出しました。イギリスのロバート・スコットと、ノルウェーのロアール・アムンゼン。結果は歴史が語る通り、アムンゼンの勝利。しかし、これは単なる「到達の早い者勝ち」ではありませんでした。...
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「知っているのに、なぜ伝えないの?」──静かな言葉が胸に残るとき

「知っていながら、それを為さないのは、その人にとって罪として数えられる」ある日、ふと目にしたこの言葉が、なぜか胸に残りました。新約聖書『ヤコブの手紙』に記された一節です。ヤコブは、紀元1世紀にエルサレム教会のリーダーを務めた実在の人物。イエ...
歴史

🌸桜咲く春に、麻布十番へ――新しい扉と歴史の巡り合わせ

みなさん、お元気でお過ごしでしょうか?ブログの更新が久しぶりになってしまいました。今年も桜の季節がやってきましたね。街を歩くとあちこちに満開の桜が咲き、自然と心がほぐれていくのを感じます。新年度が始まり、環境が変わられた方も多いのではないで...
歴史

ガリレオではなくブルーノに想いを寄せた日

今日、私のホメオパシーの師、由井先生の講演会での一コマから、想いもよらぬ気づきを得た。先生が「私の前世はガリレオ・ガリレイだった」と言った時、私はその話に深く吸い込まれることはなかった。しかし、講演会の中でごく一瞬だけ触れられたジョルダーノ...
歴史

ビスマルクから現代へ:歴史が教える強さ

はじめに:格言とその意味「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。この言葉は、19世紀のドイツ統一を成し遂げたオットー・フォン・ビスマルクに帰せられるものだ。でも、彼がいつ、どこで言ったのかは実ははっきりしない。それでも、多くの人が耳にしたこ...
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