ちょっと考えてみる

ガラパゴスの怪奇な事件から学ぶ理想郷の落とし穴 ~35年前の本が教えてくれる、人の穢れと社会の変遷~

最近の古代史ブームから思い出した一冊最近、古代史にはまっている私ですが、ふと思い出した本があります。35年近く前に読んだ『ガラパゴスの怪奇な事件』(ジョン・トレハン著、高野利也訳、晶文社、1991年)。絶版で中古が高騰してる名作ノンフィクシ...
ちょっと考えてみる

孫子の兵法と現代の「監視」戦略:スパイ防止法とマイナンバー制度を国際比較で考えてみる

皆さん、こんにちは。東西交流フォーラムブログへようこそ。古今東西の戦略や社会システムに興味があり、最近は孫子の兵法を読み返しながら、現代の政治やプライバシー問題を勉強しています。特に、「敵を懐に置く」考え方が面白いなと思い、今回は日本のスパ...
日本文化

私の大好きな聖徳太子が教科書から消えかけた? ~2017年学習指導要領改訂論争を深掘りしてみた

最近、読者さんから「聖徳太子も教科書から消えているらしい」というメッセージをいただきました。2017年の話ですが、2026年現在も一部で話題になるほど印象的だったようです。私は聖徳太子が大好きなので「えっ、そんなことに!?」と驚き、専門外な...
日本文化

卑弥呼の「卑」という字、本当に「卑しい」意味で当てられたのだろうか? 〜18世紀初頭の学者たちが投げかけた疑問など〜

最近、古代日本史に興味が出てきました。 ああ、自分はこの時代、専門じゃないしこのようなことに関わっている場合じゃない😂と思えば思うほど、おかしいと思えてくる不思議。きっかけは『魏志倭人伝』にだけ出てくる「卑弥呼(ヒミコ)」という名前の「卑」...
植物療法

422年の歴史と重いガラス瓶を守る:養命酒を家族で愛し続けるために(2026年2月時点報道ベース)

私たち日本人の思い養命酒は、家族の健康を守ってきた422年の伝統です。おばあちゃん、おじいちゃん、両親、叔父叔母、そして自分自身が長年親しんできた、あのズシンとした重い暗褐色ガラス瓶、金色のキャップ、鮮やかな赤い箱。この重厚感こそが、安心と...

姉のお土産から広がる毎朝の香り ~中尊寺「関山香」と善光寺のお線香~

毎朝、仏壇の前に座り、手を合わせ、経を唱えるのが私の日課です。今朝、母方の実家にゆかりのある善光寺(長野)のお線香が、いつもより早く燃え尽きたような気がしました。姉が信心深く、旅行でよくお寺を訪れては、お土産としてお線香を送ってくれるのです...
日本文化

AMラジオから、突然聞こえてきた声―それが棟方志功の肉声 青森が気になる件について

青森が気になる最近、青森が気になっている。静岡に住む私が、そんなふうに思うようになったのは、先日、何気なくつけたAMラジオから流れてきた声がきっかけだった。力強い声に、濃い津軽弁のリズム。途中からタイムボカンに出てくるような声に似ているなと...
ちょっと考えてみる

なぜ後発のビジネスが先駆けの形に寄せてくるのか ――ミメティック・イソモルフィズムと模倣の構造

はじめに 新しいビジネスモデルやサービスが成功すると、後から登場するものがその形式や進め方に似てくる現象は、さまざまな分野で見られます。 これは単なる「パクリ」ではなく、市場の仕組みや組織の行動パターンに根ざした構造的な現象です。 今回は、...
自然

Vol.2 富士山 救助という現実から考える、山との距離

富士山は、日本で最も知られた山であり、登山道も整備され、情報も豊富だ。そのため「行けそうに見える山」でもある。しかし、標高3,776メートルという高さ、急激な気象変化、強風、低体温といった条件は、いまも変わっていない。山そのものが易しくなっ...
自然

天山山脈の麓で見たもの――アルピニストの墓地と、山に人生を預けた人たち

外国人でも訪れる「完全な観光地」になる前のアラ・アルチャ中央アジア、キルギス共和国の首都ビシュケクから南へおよそ25〜40キロ、天山山脈に連なるアラ・アルチャ国立公園は、ソ連時代から登山や保養、自然観察の場として人が訪れてきた場所である。現...
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