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成功体験は、いつまで有効か

前の記事で、すでに次のフェーズに入っていると書いた。そして、何が残るのかについても触れた。では、なぜ人はそこに適応できないのか。人は、成功体験に基づいて判断する。うまくいったやり方を繰り返す。それ自体は自然なことである。観察していると、よく...
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置き換わらないもの

前の記事で、すでに次のフェーズに入っていると書いた。では、その中で何が残るのか。結論から言えば、置き換わらないものは、ほとんど多くない。情報は置き換わる。分析も置き換わる。知識も広がり、特別なものではなくなる。しかし、その中で残るものがある...
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飽和したときに起きていること

何年も前に読んだ菅下清廣氏の本に、こういう話がある。ニューヨークの場末で株が上がったという話を耳にした瞬間、「これはまずい」と感じた人がいたという。いま、私は同じ光景を目の当たりにしている。ある地方都市で、工事現場の作業員が道端に座り、「A...
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聞く前に何を持つか ― 仮説思考の前提

「人に聞く」という行為自体は問題ではない。すなわち、質問することそのものが問題なのではない。ただ、その前に何を持っているか、すなわち前提によって結果は変わる。ビジネスや問題解決の分野では、これを仮説思考(hypothesis thinkin...
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越えられる範囲と越えられない範囲 ― ヴィゴツキー理論の位置づけ

ロシアの研究者レフ・ヴィゴツキー(1896–1934)は、1920年代のソビエトにおいて、人の発達と教育の関係を分析した。その中で提示されたのが、Zone of Proximal Development(ZPD)ロシア語でいうと、 зона...
東西交流フォーラム研究レポート

憲法記念日2026 日本は今、何を“変えようとしているのか”? 9条を中心に各党主張を一覧

日本国憲法施行79年目。 2026年現在、高市早苗政権のもとで憲法改正議論が急速に動いています。 自民・維新連立与党を中心に国会発議(衆参各3分の2以上)を目指す動きが活発化。 主なテーマは以下の通りです(自民党改憲4項目を中心に):現在、...
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判断はなぜ歪むのか:サンクコストと慣性の観点から

意思決定において、すでに支払われたコストは本来無関係である。これは経済学の基本原則であり、合理的主体は将来の期待値のみで判断する。しかし実際には、人は過去の投資に強く影響される。この現象は サンクコスト効果 と呼ばれる。1. サンクコスト効...
生き方・考え方

流転と不変の系譜 —— 古代ギリシャから現代へ

ヘラクレイトスの「流転」とパルメニデスの「不変」。 この二つの対立は、古代ギリシャで生まれたまま、2500年以上にわたって哲学・科学・思想の根底を揺るがし続けている。ヘラクレイトスは「万物は流転する」と言い、変化こそが世界の本質だと見た。 ...
その生き方に学ぶ

作りすぎない美しさ

前回、シャンソンのことを書きました。懐かしいというお声をいただき、おすすめをたずねたところ、エディット・ピアフの「愛の讃歌」を教えてくださいました。みなさんもご存知の曲かと思います。今回コンサートを聴いていて、もうひとつ気になったことがあり...
その生き方に学ぶ

シャンソンは“人生”で成立している

日曜日、Aさん主催のシャンソンコンサートに初めて行きました。正直、ここまでいいとは思っておらず、自分でも驚きました。かっこよくて、あっという間の時間。少しだけ裏方の仕事に関わっていたこともあり、自分はわりと厳しい見方をする方だと思っています...
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