前の記事で、すでに次のフェーズに入っていると書いた。
そして、何が残るのかについても触れた。
では、なぜ人はそこに適応できないのか。
人は、成功体験に基づいて判断する。
うまくいったやり方を繰り返す。
それ自体は自然なことである。
観察していると、よくわかる。
「ああ、この人はそれを是としている」
過去にうまくいった結果である。
この傾向は、心理学では
強化や確証バイアスといった形で説明されている。
簡単に言えば、
うまくいったやり方を正しいと信じ続けるということである。
しかし、
環境は変わる。
そのとき、同じ判断が通用するとは限らない。
それでも人は、
同じやり方を繰り返す。
「またそのパターンか」
と思う場面がある。
抜けきれないのである。
これは能力の問題ではない。
成功体験に支えられているからである。
そして、年齢とともに強くなる傾向がある。
ただし、ここで必要になるものがある。
自分を外から見る視点である。
いまの判断は、過去の延長なのか。
それとも、いまの状況に合っているのか。
それを見られるかどうか。
危機の場面では、これがはっきり出る。
判断は一瞬で問われる。
正解があるとは限らない。
運や状況も影響する。
それでも、
状況に応じて変えられるかどうか。
そこに差が出る。
最後に単純に言えば、
過去に縛られたままでいると、生きたまま化石になる。


