UV対策と健康、どちらも妥協しないための科学的アプローチ。
冬の日差しが和らぎ、春の日差しを感じるようになると、Amazonのおすすめ商品や広告にも日焼け止めが多く並ぶようになります。気になっている方も多いのではないでしょうか?しかし、ここで考えたいのは、日焼け止めを使うことは重要であっても、紫外線を完全に遮断するとビタミンDの生成が阻害され、健康リスクが高まるという科学的な事実がある ということです。
✅ 科学的根拠
- UV-Bを浴びることで、皮膚でビタミンDが合成される。しかし、日本では「UVカット=健康的」という意識が強く、コマーシャルなどでも紫外線を”完全に防ぐことが良い”というメッセージが繰り返されています。実際には、紫外線を適度に浴びることが健康の維持に欠かせません。
- ビタミンDは 骨の健康維持・免疫力向上に不可欠。人間の体内でビタミンDを得る方法は限られており、主に以下の2つの経路しかありません。
- 紫外線(UV-B)を浴びることによる皮膚での合成
- 食事(サバ、カツオ、イワシ、サンマなどの魚、キノコ類、卵黄、乳製品、ビタミンD強化食品)からの摂取
しかし、食事からの摂取だけでは十分な量を確保するのが難しく、多くの専門家が「適度な日光浴」が健康維持に重要であると指摘しています。
- 日焼け止めを塗るとビタミンD生成が90%以上阻害される(オーストラリアの研究)。
さらに、多くの日焼け止めには紫外線吸収剤や合成ポリマーなどの化学成分が含まれており、それらが肌から吸収される可能性も指摘されています。特に、日本で「オーガニック」とうたわれている日焼け止めにも以下のような成分が含まれていることがあります。
✅ 主な成分とその有害性
- メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(オクチノキサート):紫外線吸収剤として使われるが、環境ホルモン作用が疑われる。
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル:UVAを防ぐが、皮膚への蓄積が懸念される。
- ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン:紫外線防御力は高いが、生態系への影響が問題視されている。
- フェノキシエタノール:防腐剤として使用されるが、皮膚刺激性やアレルギーを引き起こす可能性。
これらの成分は、「オーガニック」と表記されていても含まれていることがあるため、本当にナチュラルなものを選ぶためには成分をしっかり確認することが重要です。
✅ 最適な日光浴の時間 最適な日光浴の時間は、午前10時~午後3時の間に、15~30分程度とされていますが、これはあくまで目安です。実際には、季節・天候・地域・個人の肌質によって適切な日光浴の時間は異なります。
以上の理由から、一日20分を目安に日光に当たることをおすすめしています。
Bona Wellness Azabu