果実を忘れる人々
豊かな実りの秋、村人たちは森の恵みを収穫しました。
ある男は大きな籠いっぱいの果実を受け取りました。ところが、感謝もせずに、すぐに食べ尽くしてしまいました。
また、別の女は果実を棚に並べましたが、「またすぐ手に入る」と思い込み、やがて腐らせてしまいました。
一人の若者だけは、果実を手にして言いました。
「これは森が私に与えてくれた学びだ」
彼は少しずつ分け合い、来年に備えて種を蒔きました。
やがて、男と女は再び飢えに苦しみましたが、若者の畑には芽が出始めていました。
森の風がささやきました。
「実りを受け取っても、学びがなければすぐに失われる。
心が伴わない軽率なその場限りの行いは、恵みを無駄にするのだ」
学びや感謝を忘れれば、すぐに元に戻ってしまう。
秋の実りは、「続けること」「受け継ぐこと」の大切さを教えてくれます。



